こんにちは! 設計の坂田です(^^)/
前回のモデルハウス説明の第2段です。
皆さん突然ですが、C値とかUA値って聞いたことありますか!?
高気密高断熱住宅には欠かせない重要な数値なんですけど、ほとんどのお客様は知らないと思います。
なので、今回はその高気密高断熱及びC値・UA値について説明していきます!
高気密高断熱住宅
高気密高断熱住宅は気密性・断熱性に優れた住宅で゛夏は涼しく、冬は暖かい”のが特徴です。
また、部屋の空気を一定の温度に保つためエネルギーロスが少ない省エネの家にすることができます。

しかし゛高気密高断熱”という言葉では「どれくらい高気密高断熱なのか」が分からず感覚的なものでしかありません。
そこで、気密性や断熱性を数値でサクッと比較できるように数値の読み方・意味及び当社モデルハウスの数値を発表していきたいと思います。
C値(隙間相当面積)
C値は建物の気密性能(どれだけ隙間があるか)を表す数値のことで数値が低いほど住宅の隙間面積が小さく気密性に優れていることになります。
H25省エネ目標値(5~6地域) 5.0(㎠/㎡)
当社モデルハウス 0.3(㎠/㎡)
![]() |
![]() |
単純に当社モデルハウスのC値は、0.3㎠/㎡なので国の目標値の1/16程度です。
現場は相当大変で、ありとあらゆる隙間や穴を気密テープとコークで全部埋めてましたからね・・
ちなみに下の写真がC値を算出するために必要な気密測定時の写真と現場写真です!
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
UA値
UA値は外皮平均熱貫流率のことで断熱性能(温度を一定に保てる力)を表します。
数値が小さいほど断熱性能に優れています。
H25省エネ基準値(5~6地域) 0.87 W/(㎡・K)
当社モデルハウス 0.28 W/(㎡・K)
この数値は主に建物の断熱材や窓の種類・数、建物の形状によって決められます。
一般的にはシンプルな家で窓の数が少ないほうが有利です。
ちなみに高気密高断熱で有名な〇条工務店さんのUA値は0.28前後なのでほぼ同じレベルです!!
いや-本当にここまでの数値を出すのに試行錯誤、苦労しました (;^_^A
各メーカーの皆様ご協力ありがとうございます!!
イメージ的にはいろいろな素材を吟味して、極上のレシピを作り上げた感覚です(笑)

結果
゛C値・UA値など数値上、最も低いハウスメーカーが最も気密性・断熱性が優れているということになります”ので家を建てるときに参考にしてみてください!!
次回は、高気密高断熱に欠かせない、窓と換気システムの話をしたいと思います!!