こんにちは、北京オリンピックまであとついに2週間となりました。
スケート勉強家の野村です。
今回は先々週行われましたヨーロッパ選手権で
SP失敗からのFSで火事場のド根性を見せた
現世界女王アンナ・シェルバコワ選手が
ロシア選手権ではもらえなかった北京オリンピック代表内定を
ついにもぎ取ったお話でございます!
やったね!シェル!!!

北欧エストニアの首都タリンにて行われたヨーロッパ選手権は
『絶望』カミラ・ワリエワが圧倒的な力を見せつけ優勝。
私の大好きなロシアン・ロケットこと、アレグザンドラ・トゥルソワは
もうSPでの3Aが決まる気がしません。
しかしながらトゥルソワのジャンプ構成からすれば、1~2回転んだだけでは
5種トリプルまでの選手(つまりトリプルアクセルや、4回転ジャンプを持たない選手のこと)は
トゥルソワには勝てません。
そして、ロシア選手権で思ったような結果が出せなかった女王、シェルバコワは
北京オリンピック代表内定がもらえませんでした。
(最も、ロシアの五輪代表は国内大会よりヨーロッパ選手権の出来で決めることが
多いんですけどね!)
けれども、それがシェルバコワにとってもプレッシャーだったみたいです。
SP得意の3Lz-3Lo(トリプルループのコンビネーションですからね!!)を
なんと失敗!!!
まさかまさかの、1位ワリエワ、2位ベルギーのルナヘンちゃんです!

もう失敗は許されないシェルバコワ。
窮地に立たされます。
4回転が跳べなければ、やはり代表は
トゥクタミシェワ選手にすべきとの声が上がるのは必至。
代表内定の条件はおそらく、4回転を1本でも決めること。
そして3Lz-3Loのコンビネーションを跳ぶこと、と思われます。
しかしながら、ロシア選手権3連覇、前世界選手権優勝の強心臓は並大抵ではありません。
ここぞという言うときに決める!!!
これができる選手が、やはり強いのです。
(うう、紀平ちゃん、、、泣)
そしてやはり強かったシェルバコワ!
決めてくれました!!!
終わってみれば
ワリエワ、シェルバコワ、トゥルソワの独占。

恐らく北京の表彰台もこのメンバーでしょうね。
あるとすれば、トゥルソワちゃんが3~4回コケをやらかして
坂本、アリサ(アメリカ)、ユヨン(韓国)、ルナヘン(ベルギー)辺りが
3位に食い込む可能性はありそうですねどね!

ではまた。